計算できる距離:ゴルフ戦略における距離の分析ツール
計算できる距離:ゴルフ戦略における距離の分析ツール
ANSWERプロジェクトでは、ゴルフ戦略モデルの構築に向けた研究を進めています。今回、その一環として、「距離分析」をテーマにしたインタラクティブなダッシュボードをLABページに追加しました。
4つの主要調査領域
このツールでは、以下の4つの調査領域を可視化しています:
1. 個人別の守備距離・攻撃距離の定義
「Expected Distance」「Stock Distance」等の概念が戦略指標として確立されているかを調査します。単なる「最大飛距離」ではなく、再現性を伴う「Stock Distance(計算できる距離)」がスコア戦略の基礎となるという仮説を検証します。
2. ショット分散とパッティングの因果関係
「パッティングは結果変数」であるという視点に基づく定量分析の有無を調査します。セカンドショットの縦距離のバラつき(分散)が、ファーストパット距離および3パット率にどう直結するかを可視化します。
3. 「攻め/守り」の定量的距離閾値
DECADE、Arccos等のツールや理論における明確な線引きの実装を調査します。多くの戦略論が「Xヤード以内はピンを狙う(攻め)、それ以外はセンター(守り)」と定義する閾値の実装例を探ります。
4. アマチュア向けSG拡張モデル
PGA基準ではなく、アマチュア専用に再定義された期待値モデルの先行例を調査します。PGAツアーデータに基づくSG(Strokes Gained)はアマチュアには厳しすぎるため、パット数を固定・分離した独自評価モデルを探ります。
使い方
LABページの「Distance Strategy」タブで、以下の機能をご利用いただけます:
- 距離定義の可視化: Expected、Playable、Stockの3つの距離概念を比較
- 分散とパッティングの相関: プロとアマチュアのデータを切り替えて表示
- 攻守閾値シミュレーター: 距離スライダーで戦略判断の閾値を体験
- アマチュアSGモデルの比較: 既存モデルとの違いを視覚的に確認
調査のゴール
「距離の再現性」と「結果のばらつき」を軸に、既存のゴルフ戦略論がどこまでデータドリブンに定式化されているかを明らかにすることが、このツールの目的です。
今後の展開
この分析結果を基に、ANSWERアプリの戦略モデルを構築していきます。2026年2月のリリースに向けて、継続的に研究を進めてまいります。
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